2011年02月05日

応急処置

先日、治療をすべて終え、少しジム仕事をしていると、
隣のスタジオでヨガを教えていたYUKA先生が、
何やら相談を持ちかけてきた。
ヨガの生徒さんが、
仕事中左足の脛を机かなにかにぶつけたそうで、
早速その生徒さん(女性)の脚をみると、
左足のすねの少し内側、膝の直下のところが
大きく腫れていた。
無理してヨガをして悪化させたらしい。

どんな湿布がいいかということだったが、
これは湿布よりもアイシングが一番良いと教え、
早速アイシングをしてあげることにした。
ぶつけたところに少し擦りむいた後があり
念のためにその部分にバンドエイドを張り、
冷蔵庫から拝借した氷をビニール袋に入れて作ったアイスパックで   ※1
左脛の腫れを覆うようにして粘着テープで固定した。
その間アイスパックの作り方などをすべて説明し、
伸縮包帯などで圧迫しながら
その夜は入浴も止め、繰り返しアイシングし、
脚を高くして寝ると良いとアドバイスした。

圧迫アイシング脚を高く挙げて寝ることで、          ※2
これ以上腫れるのを防ぎ、
炎症を抑えることが一番大切であることを説明した。
2〜3日は様子を見ながら続けるよう話した。

初めは何事かとちょっとビックリしたが、
日常の中で応急処置の知識・技術は役立つものであることを
改めて実感した。


※1 アイスパック

氷をビニール袋に入れて作った、冷却用のアイテム。
以下にリンクを貼ったサイトのページ中段辺りに
連続写真で作り方が説明されているので、見ると参考になる。
 TARSEES TRAINER/ファーストエイド
 

※2 圧迫アイシング脚を高く挙げて寝る

RICE(ライス)処置という。
REST(レスト=安静)・ICING(アイシング=氷での冷却)・
COMPRESSION(コンプレッション=圧迫)・
ELEVATION(エレベーション=挙上)の
それぞれの頭文字をあわせた造語。
※1の注中のリンクページの中でもRICE(ライス)処置について説明がある。


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Posted by からだが資本 at 12:50│Comments(0)治療室雑記
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